USBメモリでLinuxをインストールする
USBメモリを使ってLinuxをインストール
OSのインストールのためだけにCD/DVDドライブを購入したり、 CD/DVDドライブを引っ張りだして使用するのは嫌なので、 USBメモリからLinuxをインストールする方法を下に示します。
syslinuxというブートローダを使ってインストール用USBメモリを手動で作成することもできますが、 ここではUNetbootinという便利なソフトを利用します。
UNetbooinは Windows, Linux, Mac OS Xで利用することができます。
使い方は簡単で、
- インストールしたいLinuxのisoファイルをダウンロードしておく
- UNetbootinを起動
- ダウンロードしておいたisoファイルを選択
- インストール先のUSBメモリを選択
- インストール用USBメモリを作成
(UNetbooinでやってくれている作業は実は簡単で、 出来上がったUSBメモリの中身を確認すれば手動でやる方法もすぐ分かると思います。)
UNetbootinの方でいくつかのディストリビューションが用意されているので、 その中に自分の欲しいディストリビューションがあればisoファイルのダウンロードも不要です。
後は、このUSBメモリをインストールする計算機に挿して起動すれば インストーラが立ち上がってインストールが始まります。
UNetbootinを利用する上でのいくつかの注意点は以下の通り。
- インストール時にUSBメモリが最上位になるようにBIOSでbootの優先順位を指定しておく
- isoファイルがいくつかに分割されているOSのインストールはたぶん無理
(なので、minimalな構成(ほとんどのディストリビューションで用意されていると思います)でのインストールがお勧め) - USB3.0 のコネクタ(青いやつ)につなぐとたぶん認識されない
- isoファイルの置いてある場所として複数のデバイスドライバが認識されたとき(/dev/sdaと/dev/sdbとか)、どれが正解か調べる方法がない
- "ISO 9660 イメージがありません..."というメッセージが出て、インストールが途中で終了する場合には、isoファイルをUSBのtopディレクトリに置く。(2013年6月22日追記)
あと、インストール先にUSBメモリを指定することもできるので、 USBメモリ上にLinuxをインストールする方法としても使えて、
- ハードディスクにOSを入れたくない
- 持ち運びのできるLinux環境が欲しい
- WindowsやMac上でのお手軽なLinux環境が欲しい
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