古いkernelの計算機にCUDA6.5をインストール
古いkernelの計算機にCUDA6.5をインストールした際のログです
事情により計算機を古いkernelで運用することになり, そこへCUDAをインストールしようと
したところ少しだけ手間取ったので, その時のログを残します. OSはCentOS 6.6です.
基本的にはCUDA5.5のインストールと同じです.
違いは, インストーラにkernelのソースの場所を教えてあげることだけです.
まず, kernelのソースの用意がなければインストールします.
[root@gpu]# yum localinstall kernel-devel-< ver_ker >.rpm
< ver_ker >には今使っているkernelのバージョンが入ります.
ここでは自分でrpmを用意しましたが, yumなどで取ってくることができるのであれば,
その方が楽です.
次にCUDAのrunファイルを使ってインストールします.
[root@gpu]# ./cuda_< ver_cuda >_linux_64.run --kernel-source-path /usr/src/kernels/< ver_ker >
< ver_cuda >にCUDAのバージョンが入ります. /usr/src/kernels/< ver_ker >が
kernelソース置いてあるディレクトリです.
最近は, OSの起動ディスクに16GBのUSBメモリを使っているのですが, お金を少し
ケチって8GBのUSBメモリを使ったら, 容量不足でCUDAのインストールができません
でした. なので, 16GBのUSBメモリを使うことがおすすめなのですが, 実際には, OSと
合わせて8GBも使用しないので, インストーラに一時的に使用するディスクを教えて
あげることでCUDAをインストールすることができます.
[root@gpu]# ./cuda_< ver_cuda >_linux_64.run --kernel-source-path /usr/src/kernels/< ver_ker > --tmpdir < tmp >
< tmp >には一時的に使用するディレクトリ名が入ります.
異なるデバイス上でファイルの展開と書き込みを行っていたようなので,
やや時間がかかりましたが, 一応これでインストールすることができました.