2019年10月12日の台風19号の荒川河川敷への影響
2019年10月12日の台風19号の荒川河川敷への影響を調べました
10月13日と10月20日の荒川(戸田橋周辺)の様子を写真におさめてきました.
13日は, 増水による土手の生物密度の変化の有無を確かめるため.
20日は, 増水後の生物構成の変化の有無を確かめるためです.
とは言っても素人の観察なので, いつもと少し違うかなぁ, というだけの記録です.
(生き物の写真と名前は合っていない可能性があります)
上が13日で, 下が20日の様子. 右手のスロープ付近の木の水没具合で, 増水の程度が
見て取れると思います.
13日
増水で土手の生き物密度は上がっていると予想して行ったのですが, いつもと同じか,
むしろいつもより少ないぐらいでした. 荒川でヘビを見かけることはほとんどないので,
ジムグリがいたのは, 増水のせいかもしれません.
ジムグリ
サシガメ
ヒメフンバエ
20日
13日同様, 生き物の密度は低めに感じたのですが, 足下をよく見ると, 小さな虫たちを中心に,
命が息を吹き返し始めているのを感じることができました. ただ, 13日はショウリョウバッタ,
トノサマバッタがそこら辺にいたのですが, 20日は1匹も見ませんでした. また, ハエ・アブが
ほとんどいなかったのも気になりました. ジョギングコースの端に除けられた泥土からは, 結構
な悪臭がしていたのですが。。。
ミミズの糞塊
クモの死骸を運ぶトビイロシワアリ
オオシワアリ
水たまりの中を何かが這った痕跡
鳥の足跡がそこら中にありました. 増水で打ち上げられた魚は一匹も見なかったので, 鳥が全部食べてしまったのかもしれません.
水たまりの這い跡の一つを辿ってみると, 泥が少し盛り上がっている場所があり, 泥を除けると死んだゾウムシが出てきました.
カワラケアリ
ぬかるんだ泥につかまっている羽アリをたくさん見ました. 羽アリがたくさんいたのが増水の影響かどうかはわかりません.
大きな水たまりの脇には大抵の場合, コモリグモがいました.
クロヤマアリ? 見慣れたものよりも少し眼が大きい気がします.
イガイの稚貝. なぜかミミズの糞塊が貝の上に乗っています.
カニの死骸. 何ものかに食べられた後(たぶん).
川から遠く離れた水たまりの脇にいたヨコエビ.
ジムグリの幼蛇
アオダイショウの幼蛇. サイクリングロードにいたので, 轢かれないように草むらに追いやったのだが,
こちらが手を出そうとすると時折り反撃するそぶりを見せる. アオダイショウだとは思っていたけど, マムシの
可能性も捨てられない蛇リテラシーの低い私は, 反撃のそぶりを見せられるたびに後ずさりを強いられました.