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GPU計算機の作り方【組み立て篇】

GPU計算機の組み立て方について

準備

GPU計算機といってもGPUを挿す以外は通常のパソコンとほとんど変わりはありません。
今回用意したPCパーツは以下の通りです。

gpu_stuffs

  • CPU(intel Core i7 3770)
  • GPU(GTX690: GIGABYTE GV-N690D5-4GD-B)
  • マザーボード(ASUS P8Z77-V LX)
  • メモリ(4GB × 2: G.Skill F3-1600C8D-8GAB)
  • 電源(750W: SilverStone STRIDER PLUS SST-ST75F-P)
  • USBメモリ(8GB: MF-HSU208GWH)

通常のパソコンと違うのは、
  • ハードディスクドライブ(HDD)がない
  • DVD/CDドライブがない
ぐらいでしょうか。HDDはあってもなくても良いのですが、計算結果などは共有ファイルシステムに
書き出すことにして、OSなどはUSBメモリに載せて、USBブートするようにしています。
DVD/CDドライブは計算に不要だし、OSのインストールもUSBメモリからできるので付けていません。
USBメモリからOSのインストールする方法についてはここ に書いたので必要であれば参照して下さい。
PCケースは今回は組み立ての過程が見やすいようにテスト用のアクリルボードを使います。
実際に計算機を組み立てる際はマザーボードに合ったケースを用意して下さい。
CPUとかマザーボードの組み合わせ方は「自作パソコン」などのキーワードで検索すればいろいろなサイトが出てきます。
組み合わせは予算や性能、設置スペースなどで決まってきます。(ちなみに今回は「性能の割に財布に優しい」構成になっています)


組み立て

まず最初にマザーボードをテスト用ボードに取り付けます。通常はマザーボードをケースに取り付けると
いろいろな作業が面倒になるので、マザーボードに一通りモノを取り付けてからケースに取り付けるのが
良いと思います。

instMB

次にマザーボードにCPUを取り付けます。
instCPU1

instCPU2

instCPU3

  1. CPUソケットの蓋を開ける
  2. CPUの切り欠きがソケットに合うように置く(CPUを持つときはクワガタを持つように端を挟むように持つこと(接点を触らないようにする))
  3. CPUソケットの蓋を閉める
CPUを取り付けて、CPUソケットの蓋を閉めると、ソケットを保護していたカバーが自然に外れます。
マザーボードが故障したりして返品する際には、このカバーを元に戻す必要があるので、無くさないように
大事にとっておいて下さい。


次にCPUファンを取り付けます。

instCPUFAN

CPUを取り囲むように4つの穴があいているので、対角線上の2点を押さえて穴にCPUファンを嵌め込みます。(つまり、押さえる作業は2回)
CPUファンを嵌めたら、ファンの電源ケーブルをマザーボード上のコネクタに接続して下さい。CPUの脇の
分かりやすい場所にあるし、コネクタの形状も端子に合うようになっているので、あまり迷うことはないと思います。

CPUファンを取り付けたら、CPUの脇にあるメモリスロットにメモリを挿していきます。
このとき、メモリの切り欠きがスロットの差し込み口に合うように挿して下さい。
また全てのスロットを使わない場合、メモリを挿す位置もあるので、マザーボードの説明書を見て
正しい場所にメモリを挿すようにして下さい。

instmem


最後にGPUをPCIeスロットに挿して、固定します。GPUは挿した後も固定するまではグラグラするので、
この作業は、マザーボードをケースに取り付けた後の方が良いと思います。

instGPU



後は、電源からケーブルを生やして、必要な場所(マザーボード、CPU、GPU)に電気が供給されるように
ケーブルを接続します。ケーブルを生やす場所は決まっているので、電源およびマザーボードの説明書を
よく読んで適切に接続して下さい。

powsup

cabMB

cabCPU

cabGPU


usbmem

電源の接続が済んだら、HDD代わりのUSBメモリを挿し、モニタ、キーボード、マウスをつなげてOSのインストールを開始します。

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