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雑記2023

雑多なもの記録

11月26日
さいたま国際芸術祭2023を見に行く. 建物を破壊的にいじっているので,
どうやって元に戻すのか気になったのだけど, この芸術祭終了後に
建物は解体されるらしい. 解体予定の建物の利用もおもしろいが,
物や人によるいろいろな仕掛けがほどこされていて, ここ数年経験
したことがない鳥肌の立つような体験をすることができた.


art_saitama2023



9月6日
1000テスラ超強磁場の研究員公募をします. 東大物性研の岡隆史さんのところになります.

 東京大学物性研究所教員公募について 特任助教 (リンク(PDF))

超強磁場中の物性・固体物理学に興味を持ってくれる人のご応募を待っています。



8月28日
れきちず(https://rekichizu.jp)

おもしろくて, しばらく見てしまった.
大学のそばだと瓦葺掛渡井が紹介されているのがうれしい.
一時期住んでいた古間木があると思ったら, 住んでいたのは
駒木の方だった. ちなみに駒木(こまぎ), 古間木(ふるまぎ)
で読み方も違う. 流山運転免許センターに行く途中に古間木の
表記を見かけて混乱したのを思い出した.

おとといEテレで「幾代餅」をやっていたので, 野田のあたり
を見ると, 利根運河がない. 利根運河ができたのは明治時代
なので, 利根運河がないのは正しい.

 利根運河(Wikipedia)
 運河と醤油と蒸気船、そして最北端〜千葉の県境のみどころ・野田・関宿まで(デイリーポータルZ)

妙見島に欠真間村飛地と書いてあったので, つい妙見島のことを
調べてしまった. 蔵前に御米蔵を見つけるのも楽しい.
1800〜1840年ごろ想定しているとのことなので, 回向院のあたり
をクリックすると雷電爲右エ門の浮世絵などが表示されるとおもしろい
かなと思ったが, Ver.3でそういったギミックを加える予定らしい.

院生のころにサイクリングに出かけた鑓水峠や小仏関所もあるが,
この辺はまだあまり手が入っていないようだ. 国立市出身者としては,
谷保天満宮が無いのもさみしいが, そのうち追加されるものと信じたい.



8月18日
1000テスラ超強磁場の研究員公募をします. 東北大の那須譲治さんのところになります.

 東北大院 理学研究科 物理学専攻 固体統計物理学講座 特任助教(研究)公募 (リンク)

超強磁場中の物性・固体物理学に興味を持ってくれる人のご応募を待っています。



8月16日
墨田区観光協会のウェブページに「本所横綱」という記載があって、指摘すべきかどうか迷っている。



8月1日
今年度から始まった学術変革領域研究(A)「1000テスラ超強磁場による化学的カタストロフィー」
のウェブページができたので, まずご紹介,

1000テスラ超強磁場による化学的カタストロフィー
https://1000tesla.issp.u-tokyo.ac.jp

公募説明会が今度の月曜日に開催されます.

公募研究説明会
https://1000tesla.issp.u-tokyo.ac.jp/guideline/

文科省のページ
https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1394561_00009.htm



論文紹介の記事を読んでいて, つっこみが追いつかないのでここに吐き出すことにする.
いや, 論文の主旨とはまったく関係がないのだが...

 The mite-like larvae of insects called antlions dig sandpits and
 wait at the bottom with open jaws for passing ants to lose their
 footing, fall in, and become dinner.

冒頭に"ダニのような(mite-like)"ってあるのだけれど, アリジゴク(antlion)は
昆虫なので, "ダニのよう"って言うのはどうかなって思う. それと似てないし...

それとmiteというよりもtickの方が近いような気もする.
miteとtickの違いについては, たとえばこちら,

 やっぱりダニが好き!(第14話 ミクロメガスのダニたち(島野智之 著))

ダニを単なる害虫と思っている人はこちらの本も読んで欲しい.
そう思っている人はダニの本なんか手に取らないのだろうけど.

 ダニ・マニア(島野智之 著)

話が逸れた,

 wait at the bottom with open jaws for passing ants to lose their
 footing, fall in, and become dinner

アリジゴクがアリを食べるのは正しいけれど, アリだけ食べているわけではない.
たとえば下のウェブページでは, アリジゴク(3齢幼虫)の餌のうちアリが占める
割合は39%とある.

 https://kyoushien.kyokyo-u.ac.jp/matsura/antlion6.htm (アリジゴクの世界)

それからアリジゴクの巣に餌を投げ入れた経験のある人は知っていると
思うが, アリジゴクは餌が落ちてくるのをただ待っているのではなく,
砂を投げつけて, すり鉢の底に落ちてくるように積極的にはたらくので,
"wait"という表現もどうかなと思う.

sand pitを作らないantlionもいると言うと, そこまで行くともういちゃもん
でしかないので, この辺でやめたいと思うが, この雑記を書くにあたり,
Wikipediaを見たところ, 身も蓋もない記述があったので, その記述で締め
たいと思う.

 The exact meaning of the name "antlion" is uncertain. (Wikipedia Antlion)




7月5日
昨日NHKのヒューマニエンス「"生体電気"電気仕掛けのココロとカラダ」での
食塩水の電気分解で, ウソくさい話を本当の話のように説明しているのが気になった.
ウソっぽいと思いつつ本当のところは私も知らない. なのでネットで少し調べて
みたが, 電極や溶液中で何が起こっているかを丁寧に説明しているものはほとんど
見当たらなかった.

もやもやを抱えつつ, やっと見つけた説明がこちら

 「電気化学のしくみ」(渡辺 正, 化学と教育 65巻 (2017) 12号 p. 616-619)

>> イオンが反応する電解はむしろ例外
という記述をみつけてようやく胸をなでおろした.
電解を説明する番組ではなかったので, 上の記事のように丁寧に説明しろとは言わないが,
説明の都合でウソが入っていることぐらいは一言あって欲しかったなぁと思う.
「これまでウソの説明をして来ました。実はこうなんです」という前置きの後だった
だけに電解の説明も本当の話だと信じてしまった視聴者が多かったんじゃないかな.



5月30日
カエルの鳴き声が騒音というニュースを聞いて細野晴臣のKORENDOREを聞いてみる.
カエルの鳴き声を聞くとなんだか落ち着くのでカエルの鳴き声しか入っていないCDを
探して購入したことがあるのだが, 海外のカエルがあまりにせわしなく鳴くので,
ゆったりした気持ちになれずなんとも残念な気持ちになった.




5月25日
サラムナマステさんのツイートにほっこりした勢いでプログラムを書いてしまった。。。
ループから抜ける判定基準がなんとなくインドっぽくていいなと思ったけど,
サラムナマステさんはネパール人でした.


program_nan.png

ダウンロードしたい人(そんな人いないと思うけど)はこちらからどうぞ(okawari_nan.cpp)



5月12日
通勤中にスズメガのアクスタをカバンからぶら下げていた女性がいたので
ついガン見してしまった. 「羊たちの沈黙」のファンの可能性もあるけど,
メンガタスズメの面形はそれほど目につかなかったので, 純粋にスズメガ
が好きでアクスタをカバンにつけている可能性もある.

少し気になったのでGoogleで検索をかけようとすると, スズメガと入れた
段階で「かわいい」のサジェストが表示された.

 胸キュン!虫図鑑 もふもふ蛾の世界

なんて図鑑も出版されているようだ. 第0章が「蛾とイモムシのキホンのキ」,
第1章が「超スズメガのすすめ」なので, 蛾に興味関心を持つ入り口として
スズメガは最適なのだろう. オオスカシバなどはよく蜂に間違われるほど,
不気味と思われがちな蛾のイメージからは遠い.

私は胸キュンしないが, 普段目にする蝶に比べて格段に高い蛾の多様性,
探さなくても灯火などに集まってくること, 近づいても逃げないこと,
など, 一度好きになれば「会いにいけるアイドル」なのかなと思っている.
一部の甲虫のような争奪戦もなさそうだし, 幼虫の飼育も難しくない.
最近は虫糞茶でクラファン達成したりしているので, 虫糞茶自家栽培セット
などが売られる未来があるのかもしれない.



4月12日
朝ドラのモデル, 牧野富太郎矢田部良吉との対決の話
読んで, 平瀬作五郎との関わりも思い出し, こんな記事を
見つけた.

 イチョウ精子発見者平瀬作五郎:その業績と周辺(日本植物学会)

矢田部良吉は, 時の総長菊池大麓箕作佳吉の兄弟連携で権力
闘争に敗れ, 非職・免職になったのだろうとのこと.
箕作佳吉ですぐに連想するのはミツクリザメ. ゴブリンシャーク
とも呼ばれる異形のサメに献名された先生が, 矢田部良吉に
非があるとしても, 同僚であり所属学会の会頭でもある人物を
大学から追い落としたのは意外な気がした.
朝ドラでマツカサススキはやるのだろうか.



3月29日
「なんでこれ入ってんだよ!!という材料には必ず理由がある」ってツイートを見て
思いうかべたのは酒盗. 何年も前の鹿児島の学会からの帰り, 行商のおばさん
から購入したカツオと食塩だけで作った酒盗が広く流通している酒盗とは別次元の
おいしさで, なんでカツオと食塩だけで作った酒盗が流通しないのか不思議に思っていた.
塩漬けなので, 保存性の問題ではないと思うのだけど, まともに発酵させようとする
と手間と時間がかかるから, 醸造調味料を入れて安価に抑えていたりするのだろうか.
つい最近, スーパーで添加物がほぼ入っていない酒盗を見つけたので試してみたが,
10年以上前の味の記憶がよみがえるおいしさであった.
私がおいしいと思っているものは大抵の場合, 世の中からすぐに無くなっていくので,
(やっぱり添加物が入っている方が一般的にはおいしいのだろうか)のぞみは薄いのだが,
昔ながらの酒盗の味わいが見直されて, 気軽に買えるようになるとうれしい.


「リュウゼツランから作ったお酒がテキーラ」というツイートも見たのでコメント.
ウィキペディアからの引用ですが,

 2020年現在は、アガヴェを原料としたテキーラ・メスカル・その他の規格に合致しない酒類はアガヴェ・スピリッツ(リコールデアガヴェ)と呼ばれる

細かいかも知れないけど, シャンパンとスパークリングワインの呼称は分けているし.
引用元はテキーラジャーナルとのこと.



3月14日
ポケモンの名前をGにつけたというのでメモ.

New species of cockroach found in Singapore, named after Pokemon character
(THE STRAIT TIMES (Gの写真があります))

ポケモンのキャラクターに似ているからという話だけど, どうだろう.
話題になるという意味ではいいネーミング.

話題ということではこちらも,

35年ぶり新種ゴキブリ発見 鮮やか模様が特徴
(ANNnewsCH (Gの動画があります))

このニュースで柳澤静磨さんを知り, 下の本を読んでみた.

ゴキブリ研究はじめました
柳澤静磨 著(イースト・プレス)

素敵な装丁なんだけど、電車の中で広げるには少しためらうデザイン.
ためらいながらも結局通勤時間に読んだわけだけど, 表紙に反応した人は
いなかったので, これから読もうと思った人は安心して通勤中に読んで
ください(ただし自己責任でお願いします).

興味を持った人は下のウェブページもどうぞ
ゴキブリ屋敷


最近, 昆虫食も話題になっているのでこちらもどうぞ.

おいしい昆虫記
佐伯真二郎 著(ナツメ社)

デュビアとかマダガスカルGとかの話も載っています.



1月31日
普段使っているイスから立ち上がるとき, スプリングを効かせると,
思いのほか帯電するらしく, ドアノブだけでなく, 金属製の書棚や
ホワイトボードに思わぬ放電をして, 痛い思いをしばしばしている.

イスから立ち上がるとほぼ間違いなく帯電するのだが, たまに全く
放電がないことがあり, 頭のどこかで気にかけつつも, この理由に
ついて調べることもなくずっと放置していた. 昨日, 自分が帯電して
いない理由について少し思いあたることがあったので, 先ほど少し
調べてみた.

思いあたったのは, 黒色のプラスチックである. このプラスチック
に触れたあとは放電がない気がする. イスに深く腰掛け, スプリング
を効かせて立ち上がり, 黒色のプラスチックに触れると, プチプチと
小さな音がして, 小規模な放電がところどころで起きていることが
わかる. その後, ドアノブに触れるとわずかに放電したが, 気を
つけていないと分からないレベルで, どうやら黒色プラスチックが
静電気を逃がしていたということでいいらしい. 黒色のプラスチック
にはカーボンを使っているものもあるらしく, 導電性が静電気除去に
ちょうどいい値になっているのかも知れない.



雑記(2022年)